テーマ:アンテナ

アンテナの特性インピーダンス(Zk)を求める-3(静電界での場合)

 ここからは、いよいよ、Zkそのものを求めていきます。 そのアプローチには、2つの方法があるのですが、 今回は、簡単に求める方法として、電磁気学の コンデンサーの知識を利用して求める方法を紹介します。 静電容量C=電荷Q/電位V または、Q=CVの公式から導出する方法です。 (問題例)  長さl(エル)、半径aのアンテ…
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アンテナの特性インピーダンス(Zk)を求める-2

 今回のアンテナの特性インピーダンスの扱いは、 アンテナの短縮率を求める部分にあります。 アンテナの短縮率は、アンテナの太さに影響されるからです。 それは、結局、アンテナの特性インピーダンスの大小に 帰着します。 ここでは、アンテナの特性インピーダンスを求める式を 導出するのが目的ですので、アンテナの短縮率そのものには 深…
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アンテナの特性インピーダンス(Zk)を求める-1

 前回までの給電線における入力インピーダンス式の 説明が完了できました。 ここからは、既存の理論説明のように説明が終わっていた 2つ目の理論式の説明に取り掛かります。 その部分は、 アンテナアレー -9 (半波長アンテナ列の入力インピーダンス) http://jo3krp-o.at.webry.info/201…
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伝送線路の電圧・電流分布 (完結)

 アンテナ列の問題で、電圧給電となるアンテナ端部から 給電する場合のアンテナ線自体でのインピーダンス変換を 説明するための理論の最終説明です。 第6章 線路の負荷と整合回路 6.1 線路の入力インピーダンストスミス図表 6.1.1 線路の入力インピーダンス  前章で習った(5.269)式を使い、 線路の…
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伝送線路の電圧・電流分布

 今回から、伝送線路の電圧や電流分布を計算についての説明です。 5.6 伝送線路の電圧・電流分布  この節は、分布定数回路の基本式から出発し、入射波あるいは その合成波である定在波についてです。 定在波を知ることは、その伝送線路上に電圧や電流がどのように 分布しているかがわかります。 5.6.1 反射係数 …
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平行2線式給電線-7 (位相定数β)

 私的事情で、この書き込みが何日か遅れてしまいました。 この位相定数の部分に問題があったわけではありません。 今回で、平行2線式給電線としての分布定数については 完了となります。 また、以前のタイトルの部分の「平行」の部分が、誤変換で「平衡」と なっていた部分を全て、今回訂正しています。 正しくは、「平行2線式給電線」と表現…
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平行2線式給電線-6 (減衰定数α)

 今回の内容は、「ワイヤーアンテナ」CQ出版のP45から 始まる「1.2 給電線と整合回路」の[2]給電線の諸定数および 特性インピーダンス」にも同様の記述があります。  そちらはどちらかというと要約の内容ですから、初めて この理論に触れるかたには、意味不明かもしれません。 それを踏まえて、ここではきちんと説明したいと思います…
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平行2線式給電線-5 (線路の特性インピーダンスZo)

 前回までで、ここから必要なパラメーター4つ(L,C,R,G)が 全て登場しました。 ここからは、それらを基に線路計算に必要な事項を求めていきます。 それから、今回出てきます、数値276と合わせて 数値、0.4343も記憶に留めておいてください。 5 特性インピーダンスZo  特性インピーダンスおよび減衰定数は、1か…
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平行2線式給電線-4(コンダクタンス 単位Ω記号の上下逆のMHO)

4 コンダクタンス  コンダクタンスGは、導体間の誘電体に関する定数であって、 両導体間の静電容量に対する誘電体損失tanΔを知ることによって 求まります。 第5.9図の等価回路でCを流れる電流Icに対するGを流れる電流IGの 比を誘電体損失または、誘電体力率、損失係数などといい…
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平行2線式給電線-3(抵抗R)

3 抵抗R  この導体の抵抗率をρ[Ω・m]、導電率をσ[モー/m]とし、 導体の有効断面積をS[㎡]としますと、長さ1[m]あたりの抵抗Rは R=ρ/S=1/(σS) [Ω]  .....(5.69) ここで、Sは表皮深さδと導体表面で囲まれた面積 次の第5.8図(b)を参照 ※給電線の片側銅線…
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平行2線式給電線-2(コンデンサーC)

 分布定数回路の基本-5(銅線の表皮効果) http://jo3krp-o.at.webry.info/201710/article_3.html の記事中に説明図を添付するのを忘れていました。 昨日記事内に貼り付けしています。 さて、 今回は給電線の2回目となって、線路に並列に分布する 容量(コンデンサー)の部分です。 …
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平行2線式給電線-1(インダクタンスL)

 ここからは、給電線の理論となります。 今回のアンテナ演習問題とは、直接の関わりはありませんが、 ひとつのパラメーターに注目してください。 それは、138または、この2倍の276という数字です。 この数字は、給電線だけでなく、アンテナの理論計算内でも たびたび登場します。 平行2線の伝送線路定数 第5.…
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分布定数回路の基本-5(銅線の表皮効果)

 今回も前回の続きで「表皮効果」についてです。 金属導体、特に給電線やアンテナ線として使用する 銅線についての計算をしています。 それでは  金属導体内の伝搬定数について 金属導体のσは10^7のオーダーで εo=8.855×10^-12 [F/m]ですから   σ≫ωε .....(5.50) …
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分布定数回路の基本-4(表皮効果とγの関係性)

この後につづく、給電線回路において、電線は金属導体のため、 今回の理論が必要です。ただし、それは減衰定数αへの 影響です。 5.2.1 表皮効果  伝送線路には、単位長さあたりについて、抵抗R、インダクタンスL、 コンダクタンスG、キャパシタンスCがあって、 これから特性インピーダンスZoや伝搬定数γが求まります…
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分布定数回路の基本-3(電磁波方程式のkとγの関係)

次に 電流Ixについても同様な微分方程式が成立して (5.31)式のVxを(5.26)式に代入して -d/dx{Ae^(-γx)+Be^(γx)}=IxZ ∴ Ix=(γ/Z){Ae^(-γx)-Be^(γx)}   =(1/Zo){Ae^(-γx)-Be^(γx)} .....(5.34) -…
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分布定数回路の基本-2(振幅の減衰αと位相の遅れβ)

 アンテナ本では、前回の伝送線路理論抜粋(その8)伝搬定数(γ) に続く項目が今回の内容です。 伝搬定数γは、減衰項αと位相項βに分かれていきます。 伝送回路やアンテナでは、減衰項はほぼゼロと考えてよいのですが、 位相項は無視できません。なぜなら、アンテナの長さが 波長に比べて無視できるほどは短くすることができないのに対し、…
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分布定数回路の基本を紹介-1

 前回の部分は、分布定数回路における代表的な計算です。 但し、ここまでに至る分布定数回路の基礎は、アンテナ本の下巻の 第5章から始まっています。 一方、アンテナ列の計算は、上巻の途中のあたりです。 ですから、学習の順序を考えれば、今回の問題例の アンテナを給電線に見立てる部分の理論は、まだ未知の部分です。 そこに給電線基礎は…
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分布定数回路式への補足-1(e^jθとtanθの関係)

 今回のアンテナ列計算の理論と伝送回路におけるインピーダンス計算とは 本来は直接関係しない内容のところだったので、さらっとアンテナ本のとおり 式の展開で次に進みたかったのですが、eのべき乗式で表される式が 突然、三角関数のtanθに様変わりするあたりが理解しにくい部分のようで 今回、その部分についてもっと詳しく説明します。 …
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アンテナ列の入力インピーダンス補足-1(分布定数回路の計算式)

 特性インピーダンスがZkである給電線の片側終端に 負荷として、あるインピーダンスZlを接続しているとき、 その負荷の位置から電源側に向かって、ある距離離れた場所x’に おけるインピーダンスを計算したい場合があります。 それは、その位置に負荷へのマッチング回路を設けたり、 アンテナへの位相給電においては、位相回路を挿入したりと…
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アンテナアレー -9 (半波長アンテナ列の入力インピーダンス)

 前回の放射インピーダンスは、アンテナの電流最大点で給電した場合の アンテナが持つインピーダンスです。今回のアンテナの場合だと アンテナ端からの電圧給電のため、その点からみた アンテナの入力インピーダンスは、前回求めた放射インピーダンスとは まったく異なっています。 それをどのように計算するかが今回のテーマです。 なお、…
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アンテナアレー -8 (半波長アンテナ列の放射インピーダンス)

 前回公開しました、第3.1表を使い、練習問題として 具体的なアンテナ列の全放射インピーダンスZrを求めてみます。 今回のモデルは、6本のDPを2列3段に並べたアンテナ列です。 アンテナ素子自体へは、端からの電圧給電とします。 また、アンテナ素子間の間隔は、0.5λとします。 具体的なアンテナ形状は、第3.29図(a)に掲載し…
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アンテナアレー -7(相互インピーダンスのグラフと計算表)

 初めの予定では、今回提示するグラフ図をメインにした 2エレメント八木アンテナの説明だけにするつもりでしたが、 内容を精査していくとこの数値計算根拠を示す必要が あることに気付き、前回まで長い前振りが必要となっています。 そして、今回は、とても重要なグラフと表を掲示します。 それは、 前回の結果から示したように2つのアンテナ…
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アンテナアレー -6(エンドファイヤーアレー -2)本論の続き

 前回で、今まで使用したアンテナ理論式の導出と証明を完了できました。 今回からは、再び、本論のアンテナ・アレーの理論に戻っての展開となります。 この最終目的は、一番初めに掲げました2エレメント八木アンテナの理論を 今回まで求めた式から導出することです。 それまでの道程はまだ遠くて、前回までのように アンテナ本の基本の節項目に戻…
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半波長DPの自己インピーダンス-6 (リアクタンスXr計算)

3.24式の第二項にある積分式も前回と同じく 通常の積分として解くことができない式です。 2π ∫(sinθ/θ)dθは、 0 アンテナ列の相互インピーダンス式で登場しました。 正弦積分Si(2π)と表現していました。 このSiを解く多項式や読取グラフがあるのですが これらの説明をするには、かなりの時間を要します。 こ…
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半波長DPアンテナの自己インピーダンス計算-5 (Rrの精度向上)

 前回求めた半波長DPの実抵抗分Rrをもっと精度を 上げて今回求めてみます。 今回求める式をもう一度掲載します。 2π    2π ∫ydθ=∫{(1-cosθ)/θ}dθ  ....(3.11) 0     0 第3.4図を参照しながら 放射抵抗Rrをシンプソンの公式で求めます。      2π Rr=30∫…
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半波長DPアンテナの自己インピーダンス計算-4 (実抵抗分の概算)

今回の展開で、半波長アンテナの相互インピーダンス式から d=0として導出した式と同じ結果にたどり着きます。 これによって、下記の(3.143)式の証明は ほとんど完成します。 元はマクスウェルの方程式から導出していますから 同じ結果となるのは当然なのかもしれません。 この場合、より一般的となるのは、相互インピーダンスの 計…
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半波長DPアンテナの自己インピーダンス計算-3

 今回から式展開部分の注意点として 初めにも説明しましたが、r2のとり方がアンテナ本とは違いがあります。 第3.5図に従えば、ここでの展開のとおりに r2=(-λ/4)+z となるはずです。 なお、Az(r)の位置を指し示す「r」に対する 変数zを図3.5に表示するのが洩れていることに気づきました。 zは、rとz軸との交点(…
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半波長DPアンテナの自己インピーダンス計算-2

 以前にやった方法が出てきますとなぜかほっとします。 式が自分の記憶にあるとそれを理解していると 勘違しているだけなのかもしれませんが、 何度も同じことを繰り返して習得する方法は スポーツと同じ感覚のように思えます。 さて  前回の最後に求まった式をもう一度掲載しています。 ここからの展開は、もう馴染みとなった手法になりま…
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半波長アンテナ相互インピーダンス式の補足(自己インピーダンスで検証)

 半波長ダイポールアンテナの入力インピーダンスは、 そのアンテナが無損失であり、共振状態で使用しているのであれば 放射抵抗そのものとなります。 しかし、 実際は半波長より少し短い長さで共振を示し、 半波長では、リアクタンス分の存在が認められます。 このときの値は、ほとんどのかたがよくご存知の Zr≒73+j42 (…
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