電磁波(25)変位電流までの理論(1)磁界の基礎(4)磁気双極子(その1)

 磁気双極子による磁界を考えてみます。

画像


 上図に示すように磁石の

中心Oを座標の原点にとり

磁石の軸長をl(Lの小文字)[m]、

磁極の強さを±m[Wb]、

磁界を考える点Pの座標を(r,θ)

とします。(極座標表示)

P,A,B点の位置ベクトルは

,(1/2),-(1/2) [m]

と表すことにします。

点Pの磁位求めるための式は

P点の磁位は、無限遠点から点Pまでの

仕事量を示す式で示すことができるので

    P
Up=-∫・d 
    ∞

の式から導出できて

Up=m/4πμ0 r [AT] ...前回式(4)に同じ

したがって点Pの磁位

Up=(m/4πμ0 ){ 1/|r-l/2|-1/|r+l/2| }

  ≒ mlcosθ/4πμ02 

  = Mcosθ/4πμ02 [AT]


(∵ |r-l/2|=√(r2+l2/4-lrcosθ)

          ≒√(r2-lrcosθ)

       (∵ l<<rなので )

          =r(1-l/r)1/2

          ≒r{1-(l/2r)cosθ }

          =r-(l/2)cosθ


   同様にして

   |r+l/2|=r+(l/2)cosθ


  ∴

  { 1/|r-l/2|-1/|r+l/2| }


   =1/(r-(l/2)cosθ)-1/(r+(l/2)cosθ)


   分数どうしを計算するために、お互いに分母どうしを掛けますと


   結果の分子は、

    (r+(l/2)cosθ)-(r-(l/2)cosθ)
   
      =lcosθ
       
  
   一方分母は、

   (r-(l/2)cosθ)(r+(l/2)cosθ)

    =r2-(l2/4)cos2θ

    ≒r2
  
  ∴ 

   { 1/|r-l/2|-1/|r+l/2| }


    =lcosθ/r2  
  

  )

※時間の関係で、今回はここまでとします。

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