逆Lアンテナのマッチング(5)エレメント=3λ/4(3倍高調波利用)

 今回は、逆L(通常の垂直アンテナを含む。)アンテナでのマッチング回路を使用しなくても低いSWRが得られる運用周波数についてです。通常のDPで3倍高調波となる周波数で使用すると基本波なら70Ωの場合、約100+α[Ω]ですから、この場合はSWR≒2.0となります。
 ※一般に高調波アンテナのインピーダンスのうち、抵抗成分は、DPの73Ω値よりも高くなり、7MHz/21MHz動作の場合では、約105Ωになるといわれています。 
 (根拠)アンテナ・ハンドブック CQ ham radio別冊 P339から引用※


(垂直系の場合)
(5) 高調波アンテナ使用で給電インピーダンス上昇
 高調波アンテナの場合は、給電インピーダンスは最低でも2倍以上となります。よって、これがマッチング回路使用した場合と同様となって、給電インピーダンスは、50Ω付近を得られます。後は、X=0となる共振点をバンド内に得ることができると良好なアンテナとして動作します。
 例えば、今回の例での3.5MHz逆Lアンテナでなら、10MHzでの運用がそれに当たります。
(MMANA計算結果)
高調波アンテナ003.PNG
 (参考)
 無給電方式(10/3.5MHz)2バンド化アンテナ(3)
  MMANA摸索(1)3倍高調波動作(前半)

 https://jo3krp-o.at.webry.info/202104/article_18.html

 過去の自宅に設置していた垂直部5m+水平部17m程度の逆L形エレメント線とアース側には、カウンターポイズ(CP)線に相当する同軸ケーブル1本だけの波長短縮方式のU字形に曲げて、カーポートの屋根下に展開した約14m長程度を組み合わせた変形逆Lアンテナでは、3.5MHzよりも格段に10MHzがSWRも良好でかつ電波の送受信も良かったのです。また、DX方向では7倍高調波となる24MHzでのEU方向が良好でした。残念ながら、5倍高調波の18MHzでは、SWR良好点がバンド内とならず、送受信状況はいま一つといったところでした。

(以下、次回へと続く)

"逆Lアンテナのマッチング(5)エレメント=3λ/4(3倍高調波利用)" へのコメントを書く

お名前
ホームページアドレス
コメント

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。