無給電方式(10/3.5MHz)2バンド化アンテナ(14)SWR改善モデル案(1)

 前回の結果から3.5MHzエレメントと10MHzエレメントとの間隔の調整によって、10MHz側の給電点インピーダンスをもっと下げることができると予想しました。これについては、これより以前の段階にて澤田さんからも同様なご意見をいただいています。
以下は、そのメール内容からの引用です。

>SWR が下がらない点…解析して頂けれは有り難いです。
>理論的な根拠はありませんが、もしかすると
>主エレメントと副エレメントの間隔を増減すると
>変化があるかもと考えています。
>但し、実験するにはかなり手間がかかるので
>やるとしても検査が終了してからにします。

とのことでした。

そこで、実際のテストはできませんが、MMANA上で実施してみるのが今回の目的です。
まず、(自由空間における)計算結果から見ます。
(計算)
無給電方式DBL3R5DP/10DP003.PNG
 計算結果のNo2~No4までがエレメント間隔を変えてみた場合の結果です。最初No2は、エレメント間隔を澤田さん製作モデルから半分の0.05mとした場合で、目標50Ωに対してR≒46Ωと下がり過ぎた傾向となりました。そこで、今回の変更幅の約半分程度間隔を戻したのがNo3で、R≒61Ωと目標の50Ωから高くなっています。それから得たのが、No4のR≒53Ωをここでの最適値としています。

(アンテナ定義)
無給電方式DBL3R5DP/10DP001.PNG
 No4の結果を得たときのアンテナの各部の長さで、この時点での澤田さん製作モデルから変更したのは、エレメント間隔のみを0.1m→0.06mへと変更したところです。

(アンテナ形状)
無給電方式DBL3R5DP/10DP002.PNG
 アンテナ形状で見た電流分布の様子です。これで見ると澤田さん製作モデルとの違いはわかりません。

(指向性パターン)
無給電方式DBL3R5DP/10DP004.PNG
 水平パターンや利得で見るかぎり、特性は澤田さん製作モデルとの違いはほとんどありません。ただ大きく違うのは、給電点インピーダンスZで、10.130MHzにおいて、SWR≒1.1となるZ=R+jX=53.432+j0.683を実現できています。

(次回に続きます。)

※赤字No3⇒No4と訂正 2021/05/06

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント