アース理論予習(15)「光の科学」(17)向きを変える光(4)
光の科学からの理論説明が今回でやっとブリュースター角に
到達できます。ブリュースター角が生じる理論は光領域の
話ですが、短波帯のような光に比べて、かなり長い波長の
電波においても生じることは既知の理論です。
この電波による場合には、「準ブリュースター角」と呼んでいます。
しかし、生じる原理はまったく同じで両者の区別はありません。
次に、今朝のDX交信は
UA4NE 16/02/15 21:43U 559 559 3.504 CW 733A
European Russia
と互いのSレポートは弱かったのですが、名前もコピーできて
交信としては完璧でした。
さて、本論です。
◎ 反射に伴う矢印の短縮と回転
図の4のストークスの関係式を説明します。
まず、図(a)は
となり、
(a)は媒質0から媒質1に入射した光(添え字01で表す。)の
反射と透過です。振幅1の入射光は、媒質界面で反射光r01と
透過光t01に分割されます。
この光の進行は、エネルギーが失われずに起こる過程なので
可逆なのです。
次に図(b)と(c)は
となり、
-------------------------------------------
(b)と(c)の比較をしますと
t01r10+r01t01=0
∴ r10=-r01
が導きだせます。
これは、入射角θ0で空気/ガラス界面に入射した
反射光r01と同じ経路を逆進して入射角θ1で
ガラス/空気界面に入射した反射光r10は、
位相が180°ずれることを意味します。
--------------------------------------------
しかし、実際に光を逆行させると、
(b)にはならず、(c)のようになります。
(b)と(c)を比較すると、赤丸の光が存在しないことから
r10=-r01を導くことができます。
つまり、媒質0/媒質1界面の反射光r01と同じ経路を逆進する
媒質1/媒質0界面の反射光r10とでは、振幅の符号が必ず逆に
なり、位相が180°ずれるのです。
光の反射には、矢印の短縮(振幅の減少)と矢印の反転(
位相の180°ずれ)が伴います。
図5(a)(※省略、図4で媒質0が空気で、媒質1がガラス)の
空気/ガラス界面に光が入射される場合について調べていきます。
入射光、ガラス表面法線、反射光を含む面(紙面に平行な面)を
入射面と呼び、光の電場振動が入射面に平行な偏光をp偏光(※
垂直偏波と同意)垂直な偏光をs偏光(※水平偏波と同)と定義します。
図5(b)(※省略)は、空気/ガラス界面反射における矢印の
短縮と反転が、入射偏光と入射角によって変わるようす
を示しています。
ここでは、p偏光の矢印を見ていきます。0°入射の反射の場合、
入射光の長さ1の矢印は、反転せず、0.2に短縮されます。
入射角を大きくしていくと、ある角度で矢印の長さが0になります。
つまり、その角度では、光は反射されません。
このp偏光の反射が消失する入射角を、ブリュースター角(θ0)
と呼びます。さらに、入射角を大きくすると矢印は反転するように
なります。
矢印の長さの二乗から光強度を求めますと、図5(c)(※省略)を得ます。
入射角の増加に伴い、s偏光では反射率が単調増加するのに対して
p偏光ではブリュースター角で一度ゼロとなってから増加します。
(※ここでは示せませんが、図5にある写真を見ればよく判ります。)
※ 図5の写真は無理ですが、
グラフ図は模倣図を次回に描く予定です。
ここでの本論は、
「 イラストレイテッド
光の科学 」
大津元一 監修
田所利康・石川謙 著
朝倉書店 発行
2014.10.20 初版
P52の引用です
到達できます。ブリュースター角が生じる理論は光領域の
話ですが、短波帯のような光に比べて、かなり長い波長の
電波においても生じることは既知の理論です。
この電波による場合には、「準ブリュースター角」と呼んでいます。
しかし、生じる原理はまったく同じで両者の区別はありません。
次に、今朝のDX交信は
UA4NE 16/02/15 21:43U 559 559 3.504 CW 733A
European Russia
と互いのSレポートは弱かったのですが、名前もコピーできて
交信としては完璧でした。
さて、本論です。
◎ 反射に伴う矢印の短縮と回転
図の4のストークスの関係式を説明します。
まず、図(a)は
となり、
(a)は媒質0から媒質1に入射した光(添え字01で表す。)の
反射と透過です。振幅1の入射光は、媒質界面で反射光r01と
透過光t01に分割されます。
この光の進行は、エネルギーが失われずに起こる過程なので
可逆なのです。
次に図(b)と(c)は
となり、
-------------------------------------------
(b)と(c)の比較をしますと
t01r10+r01t01=0
∴ r10=-r01
が導きだせます。
これは、入射角θ0で空気/ガラス界面に入射した
反射光r01と同じ経路を逆進して入射角θ1で
ガラス/空気界面に入射した反射光r10は、
位相が180°ずれることを意味します。
--------------------------------------------
しかし、実際に光を逆行させると、
(b)にはならず、(c)のようになります。
(b)と(c)を比較すると、赤丸の光が存在しないことから
r10=-r01を導くことができます。
つまり、媒質0/媒質1界面の反射光r01と同じ経路を逆進する
媒質1/媒質0界面の反射光r10とでは、振幅の符号が必ず逆に
なり、位相が180°ずれるのです。
光の反射には、矢印の短縮(振幅の減少)と矢印の反転(
位相の180°ずれ)が伴います。
図5(a)(※省略、図4で媒質0が空気で、媒質1がガラス)の
空気/ガラス界面に光が入射される場合について調べていきます。
入射光、ガラス表面法線、反射光を含む面(紙面に平行な面)を
入射面と呼び、光の電場振動が入射面に平行な偏光をp偏光(※
垂直偏波と同意)垂直な偏光をs偏光(※水平偏波と同)と定義します。
図5(b)(※省略)は、空気/ガラス界面反射における矢印の
短縮と反転が、入射偏光と入射角によって変わるようす
を示しています。
ここでは、p偏光の矢印を見ていきます。0°入射の反射の場合、
入射光の長さ1の矢印は、反転せず、0.2に短縮されます。
入射角を大きくしていくと、ある角度で矢印の長さが0になります。
つまり、その角度では、光は反射されません。
このp偏光の反射が消失する入射角を、ブリュースター角(θ0)
と呼びます。さらに、入射角を大きくすると矢印は反転するように
なります。
矢印の長さの二乗から光強度を求めますと、図5(c)(※省略)を得ます。
入射角の増加に伴い、s偏光では反射率が単調増加するのに対して
p偏光ではブリュースター角で一度ゼロとなってから増加します。
(※ここでは示せませんが、図5にある写真を見ればよく判ります。)
※ 図5の写真は無理ですが、
グラフ図は模倣図を次回に描く予定です。
ここでの本論は、
「 イラストレイテッド
光の科学 」
大津元一 監修
田所利康・石川謙 著
朝倉書店 発行
2014.10.20 初版
P52の引用です


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