静電気/誘電体(2)分極(3)分極の強さPの示す式

 ここで誘電体内に体積vを囲む閉曲面Sをとり、

その上の微小面積dSに立てた外向き法線の

単位ベクトルをとしますと電荷の変位

法線成分はとなります。

画像


したがって高さがで底面積がdSの

微小体積内に含まれる電荷ρ()dSは、

分極のためにdSの部分を通って外に出て行く

電荷の量と等しくなります。

すると式(5)から

ρ()dS=dS

となりますから、閉曲面S全体を通る電荷は

dS=∫PndS ....(7)
S      S

で与えられます。この電荷の移動によって、

閉曲面Sで囲まれる体積v内には異符号の

電荷が現れます。

この分極電荷の体積密度をρ’としますと

S面から出た電荷は -∫ρ’dv に
                v

等しいはずです。



dS=-∫ρdv
S       v

さらに左辺に(ベクトル解析学の)ガウスの定理を

適用して、面積分から体積分へと置き換えますと


 ※(ガウスの定理)

   ベクトルの発散(その4)ガウスの定理
    http://jo3krp-o.at.webry.info/201207/article_1.html

    注意点 

   静電気の「電位」で習う「ガウスの法則」とは違います。

   ガウスの定理は、数学の定理です。)




∫divdv=-∫ρ’dv
v        v

この関係は、誘電体のどこでも成り立たなければなりません。

よって、任意の点において

div=ρ’ ....(8)

が成立します。


 一般に分極の強さは誘電体内で、その位置によって

異なっていますが、もしもこれが一様のときは

は一定ですから

div=0
       }....(9)
∴ ρ’=0

となって、誘電体の内部には分極電荷は現れず、

その端面だけに現れます。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック