静磁気/電流による磁界(1)

 こちらは、以前からの続きとして

純粋な電磁気学の分野となる

(期間限定理論の続き)

電磁波における電界から生じる磁界の基礎として

変位電流にいたる理論の流れを追っていきます。

直流電流が流れる電線の周りに同心円状に

磁力線が生じる現象は、小学生あたりの理科で

習うところなので、当たり前と考えるところかもしれません。

しかし、電流から磁界が生じることを小学生レベルではなく

きちんとした数式で示すことができるようにするところから

始めていきます。

では、いつもの古い「電磁気学」本の内容から

4.8 電流による磁界

4.8.1 電流による磁界

エルステッドは、1820年に電流が流れている近傍に

これをとりまくように磁界が生じることを発見しましたが

その後アンペール(アンペア)やその他の人々により

電流によって生じる磁界の向きと電流の向きについて

つぎのような関係があることを指摘したのです。

 すなわち、右ねじを磁力線の向きに回すとき、

電流の向きは右ねじの進む向きに一致します。

これを「アンペアの右ねじの法則」といいます。

 また円形コイルによって生じる磁力線の向きは

右ねじを電流の流れる向きに回したとき、右ねじの

進む向きに一致します。

 電流と磁力線の関係はこのように立体的となるので

平面に簡単に表すために紙面に垂直に表から裏に向かって

いることを表すとき○の中に×を入れた(クロス)、

反対に裏面から表面に向かっている場合には、○の中に

・を入れた(ドット)なる記号を用います。

日本的に言えば、クロスは弓矢の矢のお尻側から見たもの

ドットは、矢の先端側から見たかたちを意味しています。

画像


図は、ソレノイドに電流を流した場合の磁力線の様子を

示したものですが、その様子は棒磁石の作る磁力線に

よく似ています。

※ ここで重要なものが、(クロス)と(ドット)記号での磁界(磁場)の

 表示方法です。

 電磁波の説明でもこの記号が使用しています。

 アンテナの側において磁界がどう存在しているかを

 図面で示すとしたらこれを使うほかないからです。

 (但し、紙面上で静止したものでの話)

 PC画面で3次元画像で示せると話は別です。

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