電磁波(25)変位電流からの直観的観測(1)静磁気関係から始める今後の予定

 前回の電磁誘導補足(最終)のところでも述べましたが

マクスウェルの電磁方程式は第1と第2の方程式が

セットとなって、初めて電磁波が空間を伝搬して

持続していくことが説明できるのです。


 そのことは、「物理数学の直観的方法」本にも

>これとは逆に、磁場Bが電場Eに与える影響も

> rot=∂/∂t

> { (1/μ0)rot=ε0/∂t}

>によって、今と同様に考えることができる。

> そして両者を組み合わせると、お互いに垂直な波形が

>ある速度で前進する形をとることになる。

>そして前進速度は、に変えるμ0

に変えるε0に関連した値、c=1/√(ε0μ0

>になるのである。


と記載があることからも窺い知ることができます。

ところが、変位電流側からの説明は「同様に考える」として

式からの説明を全く省略しています。


しかし、前回までの展開となった磁界から電界の生成と

これから始める電界から磁界を生成する成り立ちは

まったく性質が異なっています。

そういった意味ではやはりこちらの生成も

きちんとした説明をすべきだと思います。

よって、今回からしばらくは、

アンペール・マクスウェル法則に関する理論に

取り組みたいと思います。

電磁波に直接関係するのは変位電流項

すなわち∂/∂tですが、

初めからこの項が存在していたのではありません。

そんな歴史的な流れに則って説明する順序を

今回尊重してします。

そのため

静磁気の分野から

序章 磁気の基礎(抜粋) 

  磁界の強さと磁束密度 

  磁力線と磁束

1 電流による磁界

2 アンペアの周回積分の法則

(3 ビオ・サバールの法則 GW限定で実施済み)

4 ベクトルポテンシャル

5 ベクトルポテンシャルと電流密度

6 ベクトルポテンシャルからビオ・サバール法則の証明

といった項目を重点に展開する予定です。


 また、これと平行して「電流」分野について

「広がりをもつ導体中の電流」についての項目から

「電荷保存則」について学習しておく必要もあります。


一方、

その他の静磁気の項目

1 磁気の「クーロンの法則」

2 磁界と磁位(詳細)

3 磁気双極子・磁気モーメント

4 板磁石

5 磁化

6 磁束密度(詳細)

7 不連続面

8 強磁性体

9 磁気エネルギー

10 ノイマンの式

11 電流に作用する力
   (フレミングの左手法則)

12 磁気回路

13 物質の磁性

といった項目は今回立ち寄ることができません。

静磁気の理論として知っておくべき部分を

かなり含んでいるのもわかっているのですが

今回のマクスウェルの第1電磁方程式の導出と

直接関係がない部分なので

時間的余裕の無さと話の見通しが悪くなる関係で

省略せざるを得ないと考えています。

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