直交曲線座標表示(その3)2次元極座標でヤコビアンから面要素を求める。

これから使いたい数学式のほうを先に予習しましたので、

本来の流れが中断してしまっていました。

ここから元の流れに戻りまして


7 ヤコビアン(ヤコビの行列式)を用いた積分変数の変換

 多重積分をおこなう際、直交座標から円柱座標や極座標へと

変換する際に使用するのに使う変換式が

ヤコビアンあるいはヤコビの行列式と呼ばれるものです。

2次元の場合には、

∂(x,y)/∂(u,v)

    |∂x/∂u ∂x/∂v|
  =|              |
    |∂y/∂u ∂y/∂v|

がヤコビの行列式です。

これを使えば

∫F(x,y,z)dxdy =

  ∫F{x(u,v),y(u,v)}|∂(x,y)/∂(u,v)|dudv

 ※ 上の| |は、絶対値の表示

1例として、2次元極座標の変換をヤコビアンで行います。

以前に極座標の面要素dSを求める事例を参照しながら

  直交曲線座標表示(その2)2次元極座標の積分変数変換
   http://jo3krp-o.at.webry.info/201209/article_10.html
  
今回は、次図で示すように

(x,y)座標と(r,θ)座標の関係を示しました。

画像


これから

(x,y)と(r,θ)の関係を見いだしますと

x=rcosφ

y=rsinφ

ここで、一般座標で示す、u,v座標のほうは、

u=r v=φ となりますから


∂x/∂r=cosφ ∂x/∂φ=-rsinθ

∂y/∂r=sinφ ∂y/∂φ=rcosφ

これからヤコビアンを求めますと

∂(x,y)/∂(r,φ)

    |∂x/∂r ∂x/∂φ|
  =|              |
    |∂y/∂r ∂y/∂φ |

    |cosφ -rsinθ|
  =|           |
    |sinφ  rcosφ |

  =r(cos^2φ+sin^2φ)

  =r

となって、

具体的に極座標で図形で求めた先の事例の

変換係数 r と一致しました。

よって

面要素dSは、

dS=rdrdφとなり、

積分式においては

∫F(x,y)dxdy=∫F(r,θ)rdrdθ

と積分式の変換が行えるわけです。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック